ブッタ切り!浄水器型の水素水サーバーの強みと高濃度にならない弱点
浄水器型水素水サーバーの強みは、次の3つ。
@水道水に取り付けるので、蛇口をひねればいつでも好きなだけ水素水が飲める。
A酸性水や浄水など水質を選んでさまざまな用途に使える(アクティブビオ以外)
B重いミネラルウォーターを買ってくる必要がないので、ラクだし経済的。
しかしこれらはそのまま、浄水器型サーバーの盲点ともなっているのです。
蛇口をひねって出てくるのは限りなく薄い水素水
浄水器型サーバーの最大の弱点が、水素濃度の低さです。
水道として流れる水を浄水し電気分解するので水素濃度が満足に上がり
きりません。
かといって電解能力を高めると、水素をたくさん生成はするのですが、
同時にアルカリ度も上がってしまい、飲用に適さなくなってしまいます。
そのため飲用可能な水素水の濃度は、せいぜい0.5ppmほど。
誇れるような濃さではないせいか水素濃度を表示しない機器も多く、
疑心暗鬼にならざるを得ません。
しかし、ここでとりあげている浄水器型水素水サーバー(アクティブビオ、
パナソニックTK-HS90、ピュアオスモ、日本トリムTORIM ION HYPER、
還元粋RW-8)のうち、唯一アクティブビオは1.0ppmと高濃度の水素水を
生成。水素を確実に体内にとりこみたいかたの期待に応えています。
しかも水質は中性。胃腸の虚弱なかたや赤ちゃんでも飲料可能です。
水素濃度で勝負できないから? おまけの酸性水や浄水をウリに
水道水を使って水素水を生成する浄水器型サーバーのもう一つの特徴は、
電解の性質上、水素水生成と同時に否が応でも酸性水が生成されてしまう
という点です。
その割合は通常、水素水5:酸性水1.(ピュアオスモは水素水19:酸性水1)。
かなりあるので捨ててしまうのはもったいないと、酸性水のもつ「除菌作用」
を利点として打ち出しているのが、パナソニックTK-HS90、ピュアオスモ、
日本トリムTORIM ION HYPER、還元粋RW-8の「水質を選べる浄水器」です。
ボタン一つで「水素水」「酸性」「浄水」が選べ(パナソニックは8段階ものボタンが
あります)酸性水は洗浄に、浄水は赤ちゃんのミルクに、などと使い分けできて便利です。
しかし本来は「水素水」を得るのが目的。 酸性水も浄水もおまけでしかありません。
なのにおまけのほうが前面に出て、まるでグリコのよう。肝心の水素に
「1粒300メートル」走れるパワーがあればいいのですが、MAXで0.5ppm程度の濃度では
その力も期待できないでしょう。
意外! 検証してみたらラクでも経済的でもなかった!
浄水器型サーバーは、重いミネラルウォーターをいちいち買ってくる必要がない
のでとてもラク!
…と果たして言い切れるのかどうか。
浄水器型はまず、自宅の水道に取り付けなければなりません。一般的な蛇口
であれば、付属の備品を使って自力で取り付け作業を行います。基本的には
蛇口に切り替えコックをつけて、あとはコンセントにつなげればいいだけ。
ところがトリセツを見ながら実際に行うと結構タイヘンで、金具やナットといった備品に
面食らってしまうかただとやり遂げるのがキビシイかもしれません。
蛇口によっては別売の部品を購入の上、自力取り付けしなければならなかったり、
業者に取り付け工事をしてもらわなければならなかったりします。
工事費は蛇口によりますが安くて1万円台。基本3万円台からで、高いものは
10万円近くします。見積金額をもらってから本体を購入するので「しまった!」
ということはなさそうですが、この工事費用を加味すると、浄水器型サーバーは
経済的とはいえなくなってしまうのです。据置型サーバーと比べてみましょう。
まず、水道水を使うので新たな水代はタダ。電気代もごくわずか(例えばアクティブ
ビオの場合、1日にかかる電気代はたった1.9円)です。
本体価格は10万円台から30万円台まで。据置型も10万円台から30万円台まで
ありますから(10万円を切るものもありますが)、だいたい同じ価格帯です。
水素水サーバー据置き | 本体価格 | 水素水サーバー浄水器 | 本体価格 |
---|---|---|---|
ルルド | 159,840円 | アクティブビオ | 172,800円 |
SOMA | 98,000円 | パナソニック | 132,960円〜173,042円 |
グリーニングウォーター | 82,080円 | ピュアオスモ | 139,000円〜336,000円 |
アクアクローバー | 294,840円 | 日本トリム | 168,000円 |
アキュエラブルー | 306,720円 | 還元枠RW-8 | 30万近く |
ラブリエ | 189,000円 | ― |
― |
神透水 | 216,000円 | ― |
― |
オーロラ | 159,840円 | ― |
― |
Copyright 2015 ACTNICHE Co.,Ltd. All rights reserved.
消耗品であるカートリッジの費用も、半年あたりで換算すると、いちばん安い
のがピュアオスモの2900円、いちばん高いのがアクティブビオの7250円です。
据置型も同様に半年あたりで換算すると、いちばん安いのがアキュエラブルー
の1470円、いちばん高いのが神透水の7875円。こちらも両者、ほぼ同じ価格帯
です。
2万PPM卓上サーバー月4980円
とにかく!還元力が強い原子で7.0ppm
水素水サーバー据置き | 消耗品等半年コスパ | 水素水サーバー浄水器 | 消耗品等半年コスパ |
---|---|---|---|
ルルド | 2030円(半年) | アクティブビオ | 7250円(半年) |
SOMA | 3490円(半年) | パナソニック | 3805円(半年) |
グリーニングウォーター | 3000円(半年) | ピュアオスモ | 2900円(半年) |
アクアクローバー | 5940円(半年) | 日本トリム | 4750円(半年) |
アキュエラブルー | 1470円(半年) | 還元枠RW-8 | 3500円(半年) |
ラブリエ | 3000円(半年) | ― |
― |
神透水 | 7875円(半年) | ― |
― |
オーロラ | 3769円(半年) | ― |
― |
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ところが1リットル当たりのコスパを比べてみると、浄水器型は安くて500円台、
高くて900円台。平均691円です。一方の据置型は平均317円。
水素水サーバー据置き | リッターコスパ(水含) | 水素水サーバー浄水器 | リッターコスパ(水含) |
---|---|---|---|
ルルド | 274 | アクティブビオ | 563 |
SOMA | 193 | パナソニック | 516 |
グリーニングウォーター | 165 | ピュアオスモ | 963 |
アクアクローバー | 470 | 日本トリム | 488 |
アキュエラブルー | 482 | 還元枠RW-8 | 927 |
ラブリエ | 317 | ― |
― |
神透水 | 353 | ― |
― |
オーロラ | 285 | ― |
― |
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つまり浄水器型は据置型の2倍以上コストがかかっていることになるんです!
電気代もわずかでミネラルウォーター代がないからランニングコストが安い
といううたい文句につられると、とんでもないことになりますよね。
だったら取り付け工事さえなければ両者互角、なのでしょうか。
浄水器には自力で取り付けることとメンテナンスのメンドクサさがあります。
一方、据置型には、重いミネラルウォーターをいちいち買って持ってこなければならない
メンドクサさがあります。どちらがマシかは使う人次第。
もうひとつ、水素水の濃さをとるか、水質のバリエーションをとるか。
こちらも使う人によって分かれるところです。が、少なくとも
毎日確実に水素水を飲みたいのなら据置型のほうがおススメ。
浄水器型ならアクティブビオがいいでしょう。