実は意味がない!水素水サーバー生成器の医療機器認証番号の盲点
水素水生成器には医療機器認証番号が付いているものがありますが、
何か意味があるわけではありません。ましてや付いているからといって
機能や性能が優れている証しにはなりませんので、ご注意ください。
医療機器認証番号とは?
医療機器認証番号とは、医療機器には必ずついているもの。
缶詰の裏の製造番号でいつ作ったか、いつまで持つかがわかるように、
医療機器認証番号では作った時期、製造元などがわかるようになっているだけ。
その製品の効果・効能についてはまったく触れていません。
浄水器型サーバーのピュアオスモにはこの医療機器認証番号がついているので、
例としてあげてみると、
【ピュアオスモの医療機器認証番号は224AKBZX00030000】
2:平成
24:24年
AK:認証機関の登録番号
BZX:製造販売認証という意味
00030:認証機関における連番
000:サブ番号で000固定
それぞれの数字やアルファベットに、このような事実関係が込められている
というだけです。ピュアオスモは医療機器なので認証番号が付いているに
すぎないのです。
では、その医療機器とは何かというと、「治療や予防に使われること。または
体の構造や機能に影響を与えるのが目的の機械器具のことで政令で定めたもの」
と定義されています。
ということは、ちゃんと厚労省が認めたものである、といえるわけです。
しかし、機能や性能の効果を認めたのではなく、あくまでも製品の製造販売を
認めただけのこと。
にもかかわらず「医療機器認証番号が付いてる=効果が凄い」と、
お上に認めらた商品であるかのように宣伝されているのは困ったもの。
踊らされないよう気を付けたいですね。
なお、ピュアオスモは医療機器の中でも管理医療機器。
法律上、医療機器は下記のような4つのクラスに分類されます。
クラスT:一般医療機器。人の命、健康に対するリスクのきわめて低いもの。
承認や認証は不要だが製造販売届が必要(自主認証をするものもある)
クラスU:管理医療機器。人の命、健康に対するリスクは低い。
登録認証機関による認証が必要。(一部、承認が必要なものも)
クラスV:高度管理医療機器。人の命、健康に対するリスクが中程度以上はあるもの。
大臣による承認が必要。一般家庭に市販されることはほぼない。
クラスW:高度管理医療機器。クラスV以上にリスクの高いもの。
扱いはクラスVと同じ。
クラスTの一般医療機器でも自主的に認証番号を取得しているものが多く、
クラスUの管理医療機器と合わせて、現在市販されているほとんどの医療機器
には認証番号が付いています。これじゃますます意味がないですよね。
見るなら細かいところも
認証番号を見るより大事なのは水素濃度。きちんと数値として示してくれるもの
がいいですね。
高濃度とうたっていても、よくみるとppbで示したものも。
350ppbもの高濃度水素水、と謳っていても、350ppb=0.35ppm。
0.35ppmのどこが高濃度水素水でしょう!!
数字の桁が多ければそれだけ水素がたくさん溶存しているように思えるから、
あえてppbで表しているのでしょう。
表示方法は統一されてないので、ppbで示しているところもあれば、
ppmのところもあります。製品を比べるときは、単位にもよくよく気をつけて見てください。
そのほかにもカートリッジの交換費用やメンテナンス方法など、細かい
所にも気をつけて比較したいものですね。